液相成長受託加工

液相成長とは

液相エピタキシャル成長(Liquid Phase Epitaxy, LPE)は、気相成長法、分子線エピタキシー法などと並ぶエピタキシャル成長法の一つです。
液相エピタキシャル成長は溶液により左右されるため、他の製法に比べて制御が難しいと言われています。

なお、液相エピタキシャル成長には、傾斜法、ディップ法、スライドボート法などの方法があります。

化合物半導体の受託加工サービス(Trial products Assist Service)

E&Mでは、研究開発部門の基礎的な実験や、ちょっとした試作を短期間で作りたいと言ったものや、本格的な試作実験の前にどんな問題点があるかをちょっと“味見”したいと言ったニーズのお手伝いが出来る様、“何でもあり”の設備と技術を自前で揃えております。

結晶成長については液相成長(LPE)であり、専用の結晶成長ボートを設計・製作する事でMax 2inまで対応できます。
プロセス設備は、スパッター、コンタクトアライナー、プラズマエッチャーです。

下表に、対応可能プロセスとスペックについて一覧表にしましたので、研究開発や試作についてご相談下さい。

LPE装置 LPE装置PAプラズマエッチャー・アッシャー

対応可能プロセスとスペック

工程 保有設備 最大ウェハ径 仕様 備考
結晶成長 液相成長(LPE) 2インチ GaAs、AlGaAs系 現有ポートは2×4㎠
単層膜成長用
成膜 スパッター 3インチ SiO2、Si3N4、ZnO、Ti、Pd、Ni、Pt、Cr、Al、Ag、Au その他はターゲット購入が必要
写真製版 コンタクトアライナー 2インチ 最小線幅約10μm  
ドライエッチング プラズマエッチャー
プラズマアッシャー
4インチ SiO2、SiN CF4ガス使用
O2ガス使用